はじめに
放送大学の修士課程にいつの日か進みたいと思っています。
修士課程に進むには入学試験を突破しなくてはなりません。
修士課程入学試験は1次選考がペーパーテスト、2次選考が面接のようです。
ペーパーテストは自分が進むプログラムに関する記述問題、およびに英語の問題を解答しなくてはなりません。
英語の問題はどんなもんかいな?と思い、過去問題を見てみました。
修士課程入学試験の過去問は放送大学ホームページから3年分閲覧できます。
見たところ人文学プログラムの英語問題が、よくある英語のテストとして見覚えのある体裁だったので2020年度の問題を解いてみることにしました。
自分だったら、どのように解答するかという事を述べたいと思います。
過去問はこちら↓

語彙レベル
最初のパラグラフの固有名詞や代名詞、前置詞等を除いた品詞を選んでweblioで語彙レベルを調べてみました。
grow, mountain, town, idea, far, voice, travel, bright, outspoken, student, dream, doctor, dream, passion, education, flew, face, regime, control, armed, gunman, board, school, bus, shot, close, range, neck, head,
outspokenだけ英検1級レベルですが、ほとんどが英検準2級以下レベルの語彙です。
試験には紙媒体の英和辞書を持ち込めるそうなので、語彙に関しては調べればいいので心配することはなさそうです。
解答してみた
まずは設問をみます。本文は一切読みません。(理由:時間がかかる)
下線部(1)はどのようなことを意味しますか?選択肢から選びなさい。
まずは選択肢を見ます。
①世界中を旅する事になるとは夢にも思っていなかった。
②演説家としての自分自身の声量に自信が持てなかった。
③その後の彼女の過酷な運命を推し量る術もなかった。
④自分の演説が世界中の人々に届くことになるとは夢にも思わなかった。
その後、下線部(1)を見てみます。
Malala Yousafazi had no idea how far her voice would travel. とあります。
わたしの脳内では「マララ、全くわからなかった、どれほど遠く、声が、だろう、旅する」みたいに解釈します。
④を選びます。一番近い答えですし、travelするのはvoiceなので本人ではありません。
他の選択肢に関する文章は下線部の近くに見当たりません
下線部(2)の問いに対する答えとして、筆者が最も強調していることは何ですか?
(1)と同様に、はじめに選択肢を確認します。
①her bravery
②her commitment of education
③her ability to communicate with people
④her unyielding hope for a better world
選択肢の内容は無視して、下線部(2)を見てみます。
How has Malala achieved all this?
どうやら、マララが何かをどうやって達成したかを選択肢から選ぶのだと推測します。
thisは達成した何かですが、解答に関係ないので無視します。
設問に問いに対する答え、とあるので下線部以降を読み進めると選択肢の内容が次々に出てきます。
選択肢①②④の前にはpartlyとあります。
③の選択肢の前にはimportantとあるので「最も」強調しているのは③と即座に判断して答えます。
下線部(3)a vital means はここではどのような意味で用いられていますか?
やはり選択肢から眺めます。
①a nutritious food
②an essential way
③a viable meanings
④an auxiliary method
設問に「ここではどのような意味で」とあるので”a vital means” に特別な意味でもあるのかと思いました。
しかし、ざっと周りの文章を見ましたが何もなさそうです。
なので、単に類義語であり言い換えの②を選びました。
essentialはvital、meansはwayです。
下線部(4)は、どのようなことを述べていますか?選択肢から選びなさい。
やはり選択肢から確認します。
①演説の重要性を考えるなら、これまで数千年にわたり全世界で研究され教えられてきたことは当然である。
②世論の重要性を鑑みるなら、これまで数千年にわたり全世界で研究され教育されてきたことは、驚くに値しない。
③これまで数千年にわたり、全世界の教育と研究が演説に重要性を認め続けてきたのは、驚くべきことではないか。
④世論の果たす重要な役割については、驚くべきことに数千年にわたり全世界で教えられたり研究されたりすることはなかった。
下線部(4)Given the importance of the public speaking, it’s not surprising that it has been taught and studied around the globe for thousands of years. を見ます。
まず、public speakingは演説なので世論について述べている②④は候補からすぐに消します。
it is not surprising、驚くことではない=当然である、ということで①を答えとして選びます。
おわりに
試験時間は2時間あります。
人文学プログラムの試験の配点比率は記述問題70%、英語30%です。

なので、英語に時間をかけるわけにはいきません。
2020年度人文学プログラム英語試験の設問は4問なので、私であれば1問あたり長くて5分程度で切り上げて、1,000字以上書かなくてはならない記述パートに注力します。
英語パートの本文を全部読んでいたら時間がかかりすぎるので、私ならやりません。
まずは設問と選択肢を確認→本文から答えを探す、というやり方です。
関係ない文章、パラグラフは完全無視です。
まずは、さっさと英語パートを終わらせることに集中します。
記述を書き終えて時間が余れば、英語パートの見直しをするかもしれません。
ホームページに模範解答が見当たらないので、私の解答があっているかは分かりません。
しかし、実際の試験に私が参加するとしたら以上のような解答をするでしょう。
あくまで2020年度の人文学プログラムの英語パートの解答です。
他の年度の試験を見てみると設問のスタイルが違います。
ともあれ、解答スピードを上げるために地の英語力を向上させる必要があるということは確かでしょう。
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