gaccoは大学レベルの講義を受けられるMOOC(Massive Open Online Courses)の一つです。
たくさんの講義が無料で受講できます。
まずは「統計の入門」を受講しました。
この講義は京都大学国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センターによる提供です。
JMOOCカテゴリーのカテゴリーⅠ(大学が提供する大学通常講義相当の講座)だそうです。
講義は7章で構成されていて、1章あたり2~3講義あります。
1講義は10分未満のyoutube映像を視聴する方式でした。(スクリプト付き)
再生速度を変えられるので1.5倍速で視聴しました。
毎講義視聴後に1~2問の小テストがあります。
解答の制限回数は2回です。1回の間違いは成績に影響しません。
全体の得点率が65%以上だと修了証が発行されます。
想定される学習時間は3時間程度とされています。
私の場合、朝食後と就寝前に少しやって2日で修了しました。
お手軽だと思います。
統計学をある程度理解できるようになりたいと、思い出したように年数回テキストなんかを眺めるのですが、理解が全く定着しません。推定と検定の違いも怪しい状態です。
放送大学の統計学関連の科目『身近な統計(’18)、社会統計学入門(’18)、統計学(’19)』も怖くて受講できない状態です。
そのため、気軽かつ手軽な統計学の入門のレベルの学習を通じて、まず統計学習に慣れ親しむことが必要だと感じていました。
そのような意味で気軽に取り組めるMOOCの講義は役立つと思います。
「統計の入門」を終えたので次は「江戸時代の人びとは世界をどのように見ていたのだろうか」の講義を受講することにしました。
こちらは京都大学教授による講義です。
基本的な受講→修了の流れは「統計の入門」と同じでした。
想定される学習時間は2~3時間程度とされています。
JMOOCカテゴリーのカテゴリーⅢ(大学が提供する特別講義および公開講座相当の講座、企業等が提供する講座等)だそうです。
これも2日で終了することができました。
江戸時代に描かれた世界地図の変遷から、当時の人々の世界認識を捉えようとする試みが面白いです。
特に江戸時代の知識人が未知の大国ロシアという国の存在を認識したことで、彼らの世界に対する見方が変わった、という点が興味深かったです。
今回は初めてのMOOCで二つの講義を修了しました。
他にも興味がある講義があるのでスキマ時間に細々と受講しようと考えてます。
教育の一つの手段としてMOOCはこれからも成長していくのかなと感じます。
海外だとMOOCで単位認定したり、完全オンラインコースで学位取得も可能になっているみたいです。今後、我が国においてもその流れが加速した場合、生涯学習を志す者や通信制大学で学ぶ学生にとっては学習の機会と選択の幅が広がるのではないでしょうか。
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