【放送大学】【単位認定試験】WEB受験方式への移行による単位認定試験の平均点変化

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放送大学

放送大学は、2022年度第1学期からWEB単位認定試験を始め、実施方法が大きく変わりました。

実施方法の移行に伴った単位認定試験の平均点の変化を見ていきたいと思います。

2021年度第2学期と2022年度第1学期の194科目の平均点を参考にグラフを作ってみました。

注)その2学期にまたがって平均点が掲載されている看護師資格取得科目以外の科目の平均点。

図1を見ると、2022年度1学期の平均点の分布が2021年度第2学期の平均点と比較して全体的に左側に移動していることがわかります。

2021年度では90点周辺のグラフが一番高いですが、2022年度になると70点が一番高くなります。

不思議なことに両年度とも70,90点あたりに2つのピークがあります。

また、2022年度ではちらほら50点台の値が見えてきます。

次に代表値を見てみます。

2021年度第2学期の平均は83.5点、中央値84.0点、最大値96.7点、最小値64.8点

2022年度第1学期の平均は78.2点、中央値76.8点、最大値95.9点、最小値54.3点

標準偏差は2021年度の7.6から2022年度の9.2になりました。

WEB受験方式になって平均、中央値ともに下がり、点数のバラつきが大きくなったようです。

ちなみに今回の比較で2022年度1学期で最小値54.3点を叩き出したのは、社会統計学入門(’18)でした。

次に平均点の変動率を調べてみました。

図2を見るとほとんどの科目の変動率がマイナスです。

変動率マイナスが大きい科目は以下になります。

1位 韓国朝鮮の歴史と文化(’21):変動率マイナス28.8%(81.2点→57.8点)

2位 ヨーロッパ政治史(’20):変動率マイナス28.7%(81.2点→57.9点)

3位 中国と東部ユーラシアの歴史(’20):変動率マイナス25.6%(92.4点→68.7点)

歴史科目の変動が大きいようです。

以前、単位認定試験が会場受験方式から自宅受験方式に移行した時には平均点は全体的に上昇しました。(2019年度2学期と2020年度1学期の比較)

しかし、今回の移行では平均点は全体的に低くなったようです。

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